より速くボートを進ませる選択
ボートを速く進ませる為にさまざまなアイディアが生まれ
ています。
ボートそのものもより洗練され、F1カーを彷彿とさせる
デザインに進化しています。
テクニックとして大きく貢献しているのはブレードターンがあります。
水中から水面に出すときに90度回転させ、空気抵抗を減らし
オールの移動をスムーズに行うことができるようになったものです。
水上に出すときは今回は飛ばして、再度水中にブレードを入れる
段階において問題を感じます。
折角、水面や空気抵抗を減らしているブレードターンを
半分の距離で止めてしまっている選手が多くいる事です。
いわゆるミドルを過ぎたらブレードターンし、最も低速が落ちる所
で最大の抵抗を掛けています。
全くの謎ですね。
ブレードターンは、ブレードを水中に入れるそのギリギリまで
しないでおくのが理想です。
その為に日々練習するのだと思っているのですが
多くの選手やコーチは違う観点からブレードターンを
速めているのはもちろん知っています。
しかし、rowingは競技として行われている以上、
誰よりも早くなるように練習するのが同然ではないのでしょうか?
1000Mで100回くらい2000Mで200回くらい漕いで
写真判定で負ける選手もいます。
必死に漕いだのに、ほとんどの選手が負けます。
200回もブレードターンするのだから、影響ないはずがない。
なぜ、より簡単にボートが速くなる方法を選択しないで
より進まなくなる方法ばかり選択するのでしょうか。
ボート競技、謎が深まるばかりです。