耳鳴りと鍼灸

耳鳴りは古くからあるが治りがたい症状の一つです。

 

耳鳴り、聞こえにくさ、めまいがセットで現れる

事もあり、メニエール病、突発性難聴などが有名ですね。

 

鍼灸では、耳鳴りを手の少陽三焦経と関係が深いと言われています。

手の少陽三焦経は現代ではファシア(筋膜)と言われる組織
で各組織を保護している膜です。

 

最近の研究でファシアの解明がどんどんなされ

組織の保護以外の重要な役割も発見されています。

 

この三焦経は大きく内臓を三つに分けているとしています。

三焦経に不具合が起こると耳に症状が出やすくなります。

これは経験的な事実です。

 

何が原因でファシア(三焦経)に不具合が起こるのでしょうか。

先ずは単純な肉体疲労でファシアが硬くなるから。

ファシアは筋肉と同じような働きもします。

疲れると肩こりが起こるようにファシアも凝ってきます。

 

次に内臓疲労です。これは暴飲暴食がある程度続き

内臓に負担となった事でファシアが硬くなります。

 

そしてストレスです。これが一番の原因かもしれません。

耳鳴りの多くは眠れない日が続いた時に多く起こります。

ストレスで神経過敏になるとファシアにも不具合が

起こります。ファシアには神経がたくさんあるからです。

 

鍼灸ではこのファシアを緩め、柔らかくする事を目的に

ツボを使って施術していきます。

内臓を保護している大きなファシア(三焦経)が緩み正常に

機能すれば耳鳴りや目まいなどの症状も軽減していきます。

 

もし、耳鳴りでお困りであれば鍼灸を試してみて頂きたいですね。

 

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