坂ノ下温灸院

どの競技でも夏場は暑さ対策が欠かせません。

予算があれば涼しい環境を作り出すことは

難しくないですが、なかなかそんなチームは少数です。

ボート競技に関して言えば、水上での暑さ対策は

ほぼないですね。

たまにある橋の下の日陰くらいでしょう。

水はかけ放題ですが。

そこでボート競技の暑さ対策は

休息時間を有効に使う事が主になってきます。

まず、一番は速やかに平常の体温に戻す事です。

アイスバスが流行っていますが、氷を少量食べる

事でも体温調節は可能です。身体が濡れていれば

扇風機で風に当たる事も有効ですね。

注意しなければならないのが水分の急激な摂りすぎです。

一気に一リットル飲むなどをしていると胃腸に疲れが

溜まり夏バテし易くなります。

夏の体重減少は体内の水分が減って夏バテが起こりますが、

水分の取り方を間違えても問題があるんです。

ポカリの粉を薄めてトレーニング中に飲む人もいますが

メーカー推奨の濃さでないと水分の吸収が遅くなるので

ポカリを飲む意味がなくなります。

選手によりますが氷水の方がいいと私は思います。

甘いジュースやお菓子の取り過ぎでも

夏バテが起こり易くなります。

美味しいですがくれぐれも過剰にならない様に

気を付けましょう。

昔ながらの根性論が根強いチームでは気温が

高くてもエアコンは身体に悪いからと

なかなか使わせない事もあるようです。

選手の体力を奪うので、なるべく快適な

室温を心がけましょう。

暑さ対策が上手に行えれば

夏のトレーニングを充分に集中して

行えるでしょう。

暑さに適応し、どんどんレベルアップしましょう！！