ボートで腰が壊れる。
現状ではそう思われても仕方ありませんね。
現に多くの選手が腰痛で悩んでいます。
先日ボート選手を子に持つ親御さん(父or母)から話を聞きました。
この親御さんも高校でボートをしており、輝かしい成績を残された
そうで、指導頂いた先生も素晴らしい方という事もあり、息子さんにも
本人に意欲があればボートをしてもらいたかったそうです。
しかし、この親御さんは高校でのボート競技をきっかけとして腰が悪くなった
との事で、別の親御さん(父or母)は腰が壊れるような部活はさせられないと
入部を許可しなかったそうです。いろいろあり最終的にはお子さんはボートをできる事に
なるのですが。
悲しいですね。教育的にも文化的にもボートは素晴らしいです。
しかし、ボートをすれば腰が悪くなると思わせてしまう現状は早急に
改善しなければならない問題です。
腰が悪くならない漕ぎ方、陸上トレーニング、エルゴ、ケア方法、日常生活での注意点。
確かにボートは腰にかかる負担は大きいですが、そもそもの競技としての負荷が
大きいので、相対的に各部位にかかる負担も大きくなるのはずです。
腰が悪くなる競技は穂他にもありますが、そんなことを比較したところで
ボートで腰が壊れないかは関係ないですね。
個々のレベルにあった無理のないトレーニングの構築。
無理やり力を出さない漕ぎ方。
翌日に疲れを残さないコンディショニング。
その他、精神的にリラックスする環境整備。
現状の指導では腰が悪くなる選手が出ています。
悲しい出来事を減らす為、よりボート競技のレベルアップの
為に、現状を変えなければなりません。
ボート会全体でしっかり考えるべき問題です。