ある天才の技と積み重ねた技
ある天才の技を真似る事はスポーツ界にはよくある事です。
それ自体にデメリットは特にないと思いますし
もしかしたら革新的なアイディアが閃くかもしれない可能性が
あるので是非試してみてもらいたいですね。
しかし、ある一人の天才の技はその天才独自のものであって
一般的に普及していいものかと言われると、一概にそうとも言えません。
技、技術、テクニックはその人の感性や思考があって初めて実現できるからです。
なので、天才の技を真似ても天才にはなれないんです。
今のボート会はまさに天才を必死で真似ている状態。
高校生で変な癖をつけた養成をされてしまうので、競技を続けていくにあたり
それが障害となりレベルアップが難しくなります。
そこそこの速さは獲得できても、早い段階で壁に行きついてしまうのが
目に見えています。
科学的、物理的な現象の解析。
先人たちの積み重ねられた経験則をもとに基礎技術の構築。
一人の天才に学ぶのではなく、積み上げられた努力から学ぶべきです。
もちろん、天才は猛烈な努力をしていますが。
自分自身も積み上げられた努力の一部になれたと思った時に
天才になれるか挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
広く誰もができるようになる技術は、積み上げられた経験に勝るものは
ありませんし、その後の応用に必ず役立ちます。
ボートでいえばヨーロッパ全体から経験を学ぶ事がいいでしょう。
(トレーニング方法ではなく、ボートをコントロールする技術を)
今では情報は溢れています。いつでも学ぶ事ができますね。
やろうと思ったらなんでもできます!!
頑張りましょう!!