ボート競技と腰痛
ボート競技で腰痛を起こす選手は数えきれません。
誰しも一度は経験しているくらい頻発し、もう競技が
続けられないと辞めてしまう人もいますね。
なぜ、ボート競技ではそれほど腰痛が起こるのでしょうか。
漕ぎ方が悪いからと考える人が最も多いです。15年ボート選手を
ケアして選手から聞いた結果では。
しかし、私はそうは思いません。
陸上選手でも腰痛は頻繁に起こりますし、
他の競技でも同じです。
決して
ボート競技が特別腰痛を発症させている訳ではないと
知っているからです。
どうして人の身体は腰痛を引き起こすのか。
筋力がないから、漕ぎ方が悪いから、姿勢が悪いから、
ストレスなどなど。
これらは腰痛を引き起こす切っ掛けに過ぎません。
強靭な肉体をもっているトップアスリートでも
腰痛は起こります。
なので、強い筋力があってもダメです。
滑らかに綺麗に漕ぐ選手でも腰痛は
起こります。
なので、漕ぎ方も関係ありません。
腰痛を引き起こす最大の原因は疲労の蓄積です。
筋力が強ければ疲れ難いので腰痛は起こりにくいですが
たくさんトレーニングして疲れてしまえば
簡単に腰痛は起こります。
綺麗に漕いでも同じです。
ストレスでも腰痛は起こりますが
ストレスは疲労の蓄積に大いに関与します。
腰痛予防の最も効果的な方法は疲労の
コントロールです。
これは肉体的精神的にです。
トレーニング後のクールダウン、食事、睡眠、気分転換
ストレッチ、入浴、プロのケアと自分の体力が今行っている
トレーニングとバランスが取れていれば腰痛は
かなり起こり難くなります。
毎日どんなことをしているかノートに記録して
自分にあった疲労のコントロール方法が確立すれば
腰痛を感じないトレーニングに集中できる時間が増えていきます。
今はアプリもあり簡単で確認できます。
どのように疲労をコントロールできるかが
競技を楽しく続け強くなれる方法です。
坂ノ下で疲労のコントロールをしましょう!!