鍼の研究 (不妊)
これはとても良い研究報告ですね。
海外の研究はすごく早く規模が大きいので今後の報告にも期待したいです。
不妊で悩んでいる方にとっても、私たち鍼灸師にとっても自信になるのもです。
これは海外の鍼灸研究レポートを日本語訳されている方のモノを投稿させていただいてます。
【 朗報!鍼治療で妊娠率が高まることが研究で証明されました 】
2人目不妊に悩み体外受精を続けてきたMaria Coplitさん。
度重なる流産の後、鍼灸を受けることを決めました。
1人目も体外受精で授かったのですが、2人目は体外受精でも流産を繰り返してなかなかできないでいました。
そんな彼女は今
「私は鍼灸のおかげで、2児の母になることができたの」
そう言いながら、穏やかに微笑みました。
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鍼灸は高度不妊治療(以下ART)を補完する一定の効果があると言われています。
不妊治療専門医であるJoshua Hurwitz氏によると
「不妊治療に心と体のつながりを大切にした総体的なアプローチを求めているカップルが増えている」そうです。
実際にHurtwitz氏が勤務する病院でも、高度不妊治療のみならず鍼治療やヨガなどのオプションを提供しています。
鍼治療が排卵誘発剤などの薬の投与や人工授精、体外受精などの不妊治療をサポートする形で妊娠率を上昇させることは、年々進化する科学的エビデンスによって証明されています。
160名の女性を対象にした2002年の研究によると、体外受精をした女性のうち鍼治療をした女性の妊娠率が42.5パーセントだったのに対し、鍼治療をしなかった女性の妊娠率は26.3パーセントという結果が出ています。
また1000人の女性を対象にした2009年の研究では、胚移植の前後にレーザー鍼治療をすると着床率が15パーセント上昇するという結果も出ています。
※レーザー鍼治療・・・鍼の代わりに赤外線でツボを刺激する、欧米で人気が高まりつつある鍼治療法。
鍼治療は生理不順の改善、排卵の誘発、骨盤周辺や子宮内膜の血行の促進、不妊治療に使われる薬の副作用の減少などに一定の効果があると言われています。
『 妊娠するための絶対条件 』
であるホルモン分泌や、妊娠を維持するために子宮を整えることはもちろん、免疫を高め、心身を健康にすることで、不妊治療をより効果的にする役割も果たしています。
前出のHurtwitz氏は、不妊治療を補完するだけでなく心身の健康を保つ鍼治療の効果が注目され、年々鍼治療の効果を評価する医療従事者が増えてきていると言います。
「不妊治療中に母体の健康状態を整えることはとても重要です。妊娠すること自体がゴールなのではなく、健康的に妊娠を継続し出産することが不妊治療のゴールなのですから。」
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