産前産後の骨盤ケア
産前産後の骨盤ケアってよく無資格整体院でアピールされています。
ケアすること自体とても身体に良いのでオススメしますが、注意する事もあります。中には適当な整体院もあります。
まず、妊娠すると女性ホルモンのエストロゲンが増えて徐々に骨盤の関節が緩んできます。整体ではリキラシンって名前出てきますが、専門家でもないのにホルモンを細かく分類する意味が私には理解できません。目新しさを狙って言っているだけでしょう。エストロゲンの方が皆さん馴染み安いと思います。
ホルモンの影響で骨盤が緩くなりますが、歪むことはありません!!また、出産後には関節が元の硬さになるのでユルユルのままって事は通常あり得ません。当然歪みません。(骨盤は歪むんですがこの場合関係ないです)
妊娠すると約10キロ体重が増えます。これによって筋肉の疲労が溜まり易くなり、痛みや動きにくさとして感じます。骨盤の歪みは関係ありません。
お腹が大きくなるにつれて腰が反った状態になるので、これも疲労や痛みの要因となります。しつこいですが、骨盤の歪みは関係ありません。
仰向けで腰にタオルなどを敷いて寝ると良いと言う人がいますが、腰が反った状態を助長させるのでしない方がいいでしょう。
この場合はゆっくりと腰を回すのが疲労と取るのに有効です。またお尻の筋肉を締め付けると筋力がアップするので腰が安定します。骨盤ベルトはとても有効ですのでご活用ください。
妊娠は人生一大イベントであり、病気ではありません。疲れは溜まりますが、それ以上の喜びがあります。しっかりケアすればとても快適に出産する事が出来ます。
鍼灸でのケアがとても良いですが、怖いと感じる方は無理せず信頼する医院でケアを受けてください。