鍼灸とは

東洋医学では‘‘未病治’’という、病気になる前に体調管理を行うことを大切にしています。
病気になる前とは、現代では肩こり・腰痛に代表される日頃感じているけれども、ほっといても生活に支障のない症状の事です。疲れや痛み・コリ、風邪や口内炎などは身体から出る危険信号なのです。
これを無視して、湿布や市販薬でその場を乗り切る事を続けているうちに、チリが積もった身体は悲鳴を上げて大きな病気に変化していきます。一度大きな病気を患ってしまうと時間的、経済的そして精神的にも大変損をすることになります。
豊かな生活を過す為にも、体調管理には充分お気をつけください。

 
 
鍼灸はなぜ効くのか?現代科学ではブラックボックス(未知)が多く、研究が各国で行われています。現在解っていることは、鍼灸で身体を刺激すると自律神経に作用し、各種ホルモンが分泌され免疫機能が高まり‘‘自然治癒力’’が活性化されます。これにより自分自身で病気を治していける身体になるという事です。
東洋的にいうと、刺激する場所は‘‘ツボ’’と呼ばれます。身体には‘‘気・血’’が流れる‘‘経絡’’があり、‘‘ツボ’’を刺激すると‘‘経絡’’を整え‘‘自然治癒力’’が活性化されます。
また、東洋医学では心と身体は一つのモノと考えて治療します。ストレスが多い現代社会では、うってつけの治療法でもあります。
最近話題の筋膜にも東洋医学の概念は当てはまります。筋膜は筋肉や骨、内臓を包んでいる薄い膜ですが、全身を包んでいます。ある筋膜が筋肉によって縮むと別の筋膜が引き延ばされます。これによってさまざまな不調が起こります。筋膜の撓みは東洋医学でいうツボに相当します。
東西関係なく行きつく先は同じで解釈の問題だと気づかされます。

 

 

ゆとりある元気な生活を過す為にも、日頃の疲れをスッキリさせましょう!!